腎機能低下の意外な理由 – 闇医者Blog

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小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」が連日ニュースで取り上げられていますね。

健康被害の原因は「腎機能障害」とされています。

今回は、世界に発信された論文の中から、「腎機能低下の意外な理由」を3つ報告します。

以降は、「Ambient heat and acute kidney injury: case-crossover analysis of 1 354 675 automated e-alert episodes linked to high-resolution climate data. Lancet Planet Health. 2024 Mar;8(3):e156-e162」「Sweetened Beverage Intake and Incident Chronic Kidney Disease in the UK Biobank Study. JAMA Netw Open. 2024 Feb 5;7(2):e2356885」「Income Level and Impaired Kidney Function Among Working Adults in Japan. JAMA Health Forum. 2024 Mar 1;5(3):e235445」の論文を参考に調べております。

 

結論から申し上げると以下の3つで腎機能低下が報告されています。

 1. 気温上昇

 2. 人工甘味料の摂取

 3. 低所得

2の「人工甘味料」は何となく身体に悪いなとは思っているでしょうが、1,3は意外ですね。

それでは、以下で解説していきます。

 

気温上昇は急性腎障害のリスクになり得るか?

気温の高い環境で、適切な休憩と水分補給なしに働いている労働者は、腎機能低下や腎臓病を発症するリスクがあることは報告されていました。

今回は、気温上昇により、一般の人にも腎機能障害が起こるのかどうか、急性腎障害と地域の最高気温を紐付けして関連を調べています。

その結果、急性腎障害の発症が最も低かった気温は17でした。

気温32℃の日と比較すると、1.625だそうです。

なるべく涼しい所にいるようにしたいですね。

 

砂糖や人工甘味料は腎臓に悪い?

砂糖や人工甘味料の摂取量と、肥満や心血管リスクの関連を示した研究が増えています。

しかし、加糖飲料、人工甘味料添加飲料、天然果汁飲料の摂取が腎臓に及ぼす影響は明らかではありませんでした。

何となく悪そうだなという疑問に答えてくれた論文です。

各飲料の摂取習慣については、250mLを1杯の目安とし、1日当たりの摂取量に基づいて、飲まない人(0杯)、1杯以下の人(0-1杯)、1杯以上の人に分類しています。

その結果、「加糖飲料」の場合は、摂取しない人に比べて、1日1杯以上摂取している人は腎障害のリスクは1.19でした。

人工甘味料添加飲料」の場合は、摂取しない人に比べて、1日1杯以下の人は1.10、1杯以上の人では1.26でした。

「天然果汁飲料」の場合は、腎障害のリスクと関連はありませんでした。

実際にどのくらいの量で腎障害が起こるとは明確には言えませんが、摂取を控えることは推奨できそうですね。

 

低所得者は腎機能低下が速い?

米国では、慢性腎臓病(CKD)の発症や進行に、社会経済的要因(所得, 学歴, 居住地など)が関係しており、社会経済的地位が低い人ほどCKDリスクが高いことが報告されています。

しかしながら、日本のように国民皆保険制度があり、年1回の健康診断が企業に義務付けられている国でも、米国と同様に所得格差がCKDリスクと関連するかは明らかではありませんでした。

所得を10段階に分類し、最高(平均月収約82万)、最低(14万)として比較しています。

その結果、CKDの急速な進行のリスクに関しては、最高所得と比較して、最低所得の場合は1.70でした。

また、透析・腎移植のリスクに関しては、1.65でした。

ただ、これには世帯所得は含まれておりませんので、一概には言えないと思います。

 

ここからは個人的に見解になります。

完全に個人的な見解なのですが、飲み物を買う時は同じお金を払うならなるべくカロリーが高いものを買うようにしています。

何となく勿体無いと思っちゃいます。

今度からは、マイ水筒にお茶にします。

あとは、夏季休暇で沖縄やハワイに行く人は腎臓を痛めつけている可能性があるので注意しましょうw

 

ご意見、ご感想や間違いのご指摘をお待ちしております。

おしまい

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