背骨のS字カーブには理由がある – 骨格から整えるボディメイク【骨格ベクトレインストラクター/hiromi】千葉  

NO IMAGE

背骨のS字カーブには理由がある – 骨格から整えるボディメイク【骨格ベクトレインストラクター/hiromi】千葉  

結論からいうと
背骨の「S字」カーブは、外部からの衝撃を吸収し、体を守っている。
 
乾麺のパスタに衝撃を加えると「ポキッ」といってしまう。
人間は簡単にポキッとはいかない。
ですが、背骨のS字カーブが崩れてしまうとその代償として痛みなどの不調が出てきます。
 
人間が「S字」カーブを必要とするのは、ズバリ2足歩行だからです。
人間はスイカほどの大きさの重い頭を体のてっぺんに乗せ、腕2本をぶら下げ(腕2本合わせて6kg)2本脚で立って生活しています。
走ったり歩いたりしたときに、地面から背骨を通って頭(脳)に届く衝撃は、じっとしている時の数倍。
そしてその衝撃を、柔らかく湾曲した背骨は吸収することができますが、真っすぐだと頭(脳)へダイレクトに衝撃が加わってしまいます。
背骨のS字カーブがあることで、真っすぐな状態に比べて約10倍の衝撃に耐えられると言われています。
 
実はこの背骨のS字カーブ…
赤ちゃんのときから段々と形成されていきます。
背骨は頸椎は前に、胸椎は後ろに、腰椎は前にカーブしています。
(前にカーブしていることを前湾、後ろにカーブしていることを後湾といいます)
赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときは、背骨が後ろにカーブしています。
ハイハイするようになると頸椎の前湾が形成されていきます。
この赤ちゃんのハイハイはとても大事な第一歩です。この頃からS字カーブが本格的に形成されます。
そして立つようになると腰椎の前湾が形成されていきます。
子供の動きを見ているととてもしなやかな動きをしていて、大人から見るとそんな体勢で体痛くないのかな?なんて思いますよね。
 
骨格は20歳前後から老化していきます。
 
私たち大人たちはスマホやデスクワークなど日常生活の中で背骨のS字カーブが崩れています。
そうすると身体は頭を守るために他の部分で代償します。
その結果、ボディラインが崩れや身体の痛みに繋がるのです。
さらにいえば、背骨が緩やかな「S字」にカーブしていると、内臓が正しい位置に収まっているということ。
心臓、肺、肝臓と胃の一部は、胸椎と肋骨、胸骨で守られています。
背骨が「S字」カーブを描いているときは、これらが正しい位置にあり、しっかり臓器としての役割を果たし、腹部にある腸も圧迫されずに済むのです。
 
 
では、今日はこの辺で♪
本来のボディラインと身体の機能を取り戻すために、骨格ベクトレで背骨が主役の身体を作っていきましょう。

 

続きを見る

美容カテゴリの最新記事