【Club】ロミジュリ効果とリアルなロミオとジュリエット – 恋愛モンスター

NO IMAGE

【Club】ロミジュリ効果とリアルなロミオとジュリエット – 恋愛モンスター

ロミジュリ効果とリアルなロミオとジュリエット

ドラマや映画において、客を惹きつけるのに有効なのが、ロミオとジュリエット効果です。すなわち、この2人は繋がれるのかどうかヒヤヒヤさせる、心配させる状況を掴みでどれだけ客にアピールできるかです。
敵にヒロインがさらわれる、敵対するグループに互いに所属している、最初は全然眼中になさそう、ケンカはするけど他に好きな人がいる、上下の格差が大きすぎて釣り合わない、立場上一緒になるわけにはいかないなどの状況を最初にしっかりとどうアピールするかで客の心をどれだけ掴めるかが決まってきます。
なので、その意識を持続させるために、途中でいくつか2人を引き裂くイベントを発生させる必要もあります。
仲良くなったのに途中で敵にさらわれるとか、親族間で殺人が起こるとか、連絡先がわからなくなるとかです。
恋愛の要素を入れようとすると、ストーリーの中での2人の距離感というのは非常に大事になるし、最終的に一緒になることで客のカタルシスを呼び込むことができるわけです。その意味でダニエル・クレイグの007はヴェスパーを引っ張り続けたという点で珍しい手法でしたが、それゆえに彼女の良さが引き立ち客の意識に残すことに成功しています。
そして、もう一つ大事なのは、劇中の人は知らないけど、自分は知っていると客に思わせることです。ヴェスパーもそうですし、許されない恋というのは表には表現されないので客しか知らないわけです。すなわち、その秘密を知っているのは自分だけだ、自分が見届けないと、この2人の行く末はわからないと思わせることです。
この2点がないと客は萌え萌えキュンキュンしないわけです。
逆にいうと、その条件をクリアしているドラマや映画が面白いドラマや映画になります。初期条件として必ず2話までには提示されるはずなので、初回や序盤で面白さがわかるという意味でもあるわけです。
 
しかし、リアルはそうではありません。
劇中では大抵の場合、劇中序盤で知り合う2人は一目惚れに近く、次に見た目はいいけど好きじゃない的な感じです。れんモスに例えると、れんモスSか、れんモスGということです。
これらを見るのと、徐々に仲良くなる難しさから、人間のほとんどはれんモスSから全てがうまくいくことを期待しています。ほぼ100%失敗するのに。
クラブでは、その後も含めて現実ではどうなんだということを考えていきます。
続きはクラブで
 
molove.hatenablog.com

続きを見る

美容カテゴリの最新記事