リセット整理術: 気を整えて夢をかなえる – 一日一磨き日記

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リセット整理術: 気を整えて夢をかなえる – 一日一磨き日記

■部屋を「良い気」で満たすメリットとは?
部屋を整理整頓してお掃除すると、清々しい気分になりますよね。その理由ってなんだと思いますか?
『気を整えて夢をかなえるリセット整理術』(永岡書店)は、お掃除や整理整頓の効果を科学的に脳機能学者の苫米地英人博士が説いた本です。

気を整えて夢をかなえるリセット整理術

作者:苫米地 英人
永岡書店

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まず苫米地博士は、あらゆるものには「気」が存在すると説きます。ん?「気」?
東洋医学やアユールヴェーダの世界では、気の存在を認めていますが、脳機能学、計算言語学、認知心理学を専門とする博士が、すんなり認めるとは意外です。
苫米地博士は、気=情報エネルギーと定義しています。そして「すべてのモノには「どんなモノか」という情報と、その情報がもつエネルギーレベルがある」としています。
 
たとえば、部屋の片隅に、新聞の山があるとします。
片付けられない人からしたら、その山は「不要なもの」「片付けるのが面倒」「過去のもの」というネガティブな情報(気)が発生しているわけです。
新聞の山をこれから片っ端から読んでいこうとしている人からしたら、「情報の宝庫」「ワクワクのかたまり」「未知への体験」とポジティブな情報(気)になります。
 
つまり、モノの気を決めるのは、自分次第ということになります。
部屋の中に、旅先で買った楽しい思い出がつまったお土産、窯元さんを訪ねて買ったお気に入りの食器など、自分のポジティブな記憶と結びついているものは「良い気」を発します。
一方で下記のようなものは、基本的に自分のネガティブな感情を引き出す「悪い気」を発するものになります。
✅捨てようと思っている服
✅賞味期限が切れた食品
✅もう着なくなった服
✅何年も使ってないかばん
✅捨てるのが面倒な粗大ゴミ
✅読み捨てられた本や雑誌
✅何気なくもらった化粧品の試供品 (本書から)
 
無意識にも、自分のネガティブな感情を引き出すモノ(気)にぐるっと囲まれていたら、心がざわついたり、物事がうまくいかなくなるのは当然の理ですよね。
だから、苫米地博士は「自分の部屋を整理・掃除することは、自ずと心が整えて、運命をよりよくするよ」と説くわけです。

■片付けてもすぐ散らかってしまうのはなぜ?
ちなみに、片付けてもすぐに散らかってしまうという場合もありますよね。
その原因は「あなた自身の役割を認識できてない」ときに起こると氏は言います。
モノにはすべて「役割」があります。本当の整理整頓は、モノの役割を見極めて、本当に必要なモノを最適な場所に収めることです。
散らかってしまうのは、モノの役割が見極められず、一時保管場所をつくっただけで、整理整頓ができていないことが原因。
そして、自分の所有するモノの役割や居場所が決められない人は、自分自身の役割も把握、決断できていないと説くのです。また、散らかっていても気にならない人は「気のパワーが落ちている」状態だといいます。

◾️片付けは、未来を豊かにするステップ
自分の心が整理されていて、生きていく目的が明確ならば、おのずと部屋は整います。つまり、逆に言えば、部屋を整えていくことで、自分の心が整理されて今までの悪循環がリセットされて、夢が実現しやすくなるそうです。
以降、片付けのためのノウハウをこの本では具体的に紹介してくれます。
 
✅役割を失っていなくても、すでに自分の興味が失せているものは捨てる
✅捨てる前に、そのモノに新しい役割を与えられるか考える(例えば、ジャケットが好きなCDは、アートとして飾るなど)
✅モノを買うときは「自分の夢を叶えるモノか」を考える
✅部屋の目的ごとに照明やテーマカラーを変える
✅今の自分が嫌いになったときは、模様替えのベストタイミング etc.
 
この本が素晴らしいのは、片付けや掃除が単なる「後始末」ではなくて、未来をつくる大切なステップだと論理的に解説してくれて、片づけの意義やモチベーションを高めてくれること。「さあ、やるか!」と前向きになれるので、ときどき読み返しています。

 
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
 

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