お洒落はそんなに必要か? – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋

お洒落はそんなに必要か? – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋

お洒落はそんなに必要か? – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋

僕は服が好きです。
小学校4年生の頃から、服を買いに行くときは母に任せるのではなく、一緒に行って服を選んでいました。キクチタケオ、ポール・スミス、サンローランにヨウジヤマモトと、今まで好きなったブランドのジャンルは様々で、その時の自分がしたい髪型に合う服装や、好きな服装に合う髪型をすることを楽しんでいます。
僕にとって服装や髪型は、その時の自分の心境の表れであるようで、飽きというよりは心境の変化で好みのブランドが変わっていきました。

そんな僕は、最近お洒落であることが重要視され過ぎていると感じています。
いかがでしょうか?
服装や髪型がダサかったらそもそもダメとか、今は安くてもお洒落が出来るのだからお洒落じゃないのはおかしいとか、お洒落であることが当たり前になっていないでしょうか?

僕は大学では生物学専攻でしたので、いわゆる理系の学部です。
「やっぱり理系は。」というイメージ通りで、服装や髪型に無頓着な人が多く、夏には100均で買った扇子を嬉しそうに自慢しながら仰いでいる子もいて、まさにお洒落とは言い難い人が多かったです。
しかしだからと言って、コミュニケーションを取らない。一緒に遊びに行かない。なんてことはありませんでした。飲み会にカラオケに海にBBQに山登りと、大学の友達と沢山遊びました。
お洒落でないことを気にしたことが無かったです。

服が好きでヘアスタイルに拘るというのは、自分の趣味の話です。
自分の趣味は自分の趣味です。人に押し付けるものではありません。
大学の頃から、付き合った彼女が服装に興味が無いからといって「もっとお洒落にして。」と言ったことも思ったこともありませんでしたし、プチプラで買った服だからといって好きじゃなくなるなんてこともありませんでした。

当時でも女子からは付き合っている彼氏がお洒落じゃないことへの不満を聞くことはありました。
「もうちょっとお洒落やったらなあ。」
「もうちょっと髪型なんとかしてくれへんかなあ。」
と飲みの席で愚痴をこぼしていました。
見た目は一番最初に目に入る部分であり、一番最初にその人に対しての勝手な判断をしてしまう部分です。その時は気にならず、それ以外の部分で好きになったのに、後付けで見た目の指摘するのはいかがなものかと思います。

こういう時、僕は自分がお金を出して、相手の服装や髪型をお洒落にすればいいと思います。相手はお洒落に興味がないわけです。自分がなんとかして欲しいのであれば、自分がお金を出して変えるべきです。それでも相手に断られたらそれまでですが、興味のないお洒落に時間とお金を使えというのは相手を支配するようなな考え方であり、間違っていると思います。

お洒落をするということは時間を使って必要な情報を収集し、お金を費やすということです。
自ら情報収集せずにお店に行って店員さんに聞くことでも、時間を使っています。
それはお洒落に限ったことではなく、なんでもそうです。
なにかするときは、時間とお金を使います。

服装や髪型という見た目がイマイチでも好きになったことがあるように、外見よりも内面への魅力で好きになることは多々あります。交際が長続きする時は、外見ではなく内面の好きが大きくなっていくことでしょう。
その内面は、お洒落に時間とお金を使わずに、違うところに時間とお金を費やした結果、出来た内面です。

1日に活動できる時間は決まっています。太陽が出ている時間も決まっています。
自分で1日を伸ばすことは出来ず、決められた1日の中で“何を考え、何を経験するか?”が内面を作っていきます。
そんな決まった活動時間の中で、お洒落はそんなに最優先事項でしょうか?
他と同じではないでしょうか?

散髪屋さんで1500円で散髪するのが当たり前だった男性が、特に興味もないのにお洒落であることを気にかけて3000円もだして美容室に通うようになりました。
僕は興味がないなら、散髪屋でパッと終わらせて、差額の1500円分は好きなことに使ったほうが良いと思います。

時間だけでなく、お金も使える金額は毎月決まっています。
サラリーマンだと入ってくるお金は毎月大体同じですから、そこから生活費を引いて、貯金額も引いて、自由に使えるお金が残ります。
残った自由に使えるお金の中で、散髪代の差額1500円やお洒落なものを買ってしまっては、自分の趣味に使えるお金は少なくなってしまいます。
せっかく働いても、週末の貴重な一部をお洒落のために時間とお金を費やし、本当に好きなことに使う時間とお金が無くては本末転倒です。

お洒落が好きなら良いんです。
僕みたいに、趣味使えるお金の中から自分が好き好んでお洒落をしているなら良いんです。

それにしても、こんなに多いものかな?と思います。
お洒落はそんなに必要でしょうか?

過剰になりすぎているお洒落から、“時間とお金の使い方”に納得出来ているか考えてみてはいかがでしょうか。

化粧品研究者こまっきー

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