繰り返す肌荒れの原因は肌に無い。 – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋

繰り返す肌荒れの原因は肌に無い。 – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋

繰り返す肌荒れの原因は肌に無い。 – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋

何度も何度も同じ場所で肌荒れが起こることがあります。
それを病院に行かなければ肌荒れ、病院に行けばアトピーと考えられます。
アトピーとは“奇妙な”や“とらえどころのない”という意味であり、医療業界がアトピーと名付けるのであれば、それはお手上げと言っているようなものです。
特に西洋医学はこの症状にこの薬という考え方ですので、病名が“良くわからない”では治療のしようがないと思います。

何かに触れて起こる蕁麻疹や接触生皮膚炎のような湿疹ではない、アトピーのような繰り返す肌荒れを皮膚科として捉えることが間違っているのではないかと思います。
蕁麻疹でも接触生皮膚炎でもない、外側からの刺激が原因であると考えづらいのであれば、残るは身体の内側となります。

身体の内側で治まらない炎症が続いているから、肌荒れが繰り返されているという可能性を考えるべきでしょう。
その場合の治療は、肌に何かを塗ることではなく、身体の内側の状態を考えてみる必要があります。

身体の内側の状態を考えるのは非常に厄介です。
一口に“鬱”と言っても原因が様々で、精神安定剤を飲めばそれで解決というわけではなく、鬱になったキッカケを見つけて、そこに対処していく必要があります。
肌荒れの炎症でも、身体の内側の状態からなぜ炎症が起こっているのか?を考えてみると、沢山の原因が考えられます。肉体的な疲労による栄養の循環不足、肉体的な疲労による胃腸機能の低下、精神的な疲労による栄養の循環不足、精神的な疲労による胃腸機能の低下、慢性的な炎症による不眠、長年の食事の栄養バランスの偏り、ダイエットによる食事の栄養バランスの偏り、などなど数え上げるとキリがありません。

たとえ精神的な疲労による栄養の循環不足であると推測しても、次は「じゃあなぜ精神的な疲労が起こっているのか?」を考えなくてはいけません。
これは単純に嫌な上司がいるから。ではないでしょう。もしかしたら、自分が元気だったなら、嫌な上司のことを上手く対処出来るかもしれません。

となれば精神的な疲労に繋がる原因があるはずです。ここでは肉体的な疲労であると推測すると、疲れているから嫌な上司の一言が心に刺さり、精神的な疲労が起こっている可能性があります。
「なぜ肉体的な疲労が起こっているのか?」を考えてみると、1日の活動時間や睡眠時間、食事の栄養バランスなど色々考えられる原因があります。

長年の食事の栄養バランスの偏りが原因で、胃腸機能が弱まり、肉体的にも精神的にも弱くなっているというケースもあります。
その場合は、栄養バランスを整えてしっかり食べて、休む時間を多くして胃腸が動ける時間を作り、身体の内側がどのように変化していくかを観察していきます。
良くなっていけば沢山ある原因が減っていくことが実感できます。

身体が元気で健康であれば、アトピーのような慢性疾患は起こらないでしょう。
なにか身体に不備があるから、炎症が治まらないのです。

風邪の発熱に胃腸炎、火照りやのぼせ、頭痛など、考えてみれば身体のトラブルは炎症という熱のトラブルであると言えます。
緊張して汗をかいたりするときも、顔に熱が集まってぽてっとするように、精神疾患も熱の循環のトラブルであると考えられます。
その中でも皮膚炎は目に見える疾患なので、目で見える方法で治そうとしてしまいますが、慢性疾患となる場合は、他の炎症と同じように身体の中の原因を探るべきでしょう。

身体の中の原因を探る時は、考えられる原因を自分の生活の中から見つけていかなくてはいけません。
自分で自分の生活の中から原因を見つけなくてはいけません。
誰かに「どうしたらいいですか?」では、解決しないのが慢性疾患です。
とはいえ一人で考えるだけよりも、人に話しながらのほうが頭が整理されて気づくこともありますので、自分で自分の生活の中から原因を見つける為に人に話してみるというのはアリです。

「これが原因かな?」と閃いたことをやってみたり辞めてみたりして、その変化から自分で原因を追求していく必要があります。

その時に判断が正しいのかわからなくなったとき、決して検索で答えを見つけないようにしてください。「こういう症状にはコレが良いよ。」では解決しないから困っているのに、検索で見つかる答えは「コレがオススメ。」ばかりです。

こういう時は基礎知識を調べます。自分の身体の状態を基礎知識から考えて、原因を推測します。難しく聞こえるかもしれませんが、例えばアトピーの食事を調べると、肉がダメとか油がダメとかコレが良いと出てきます。しかし基礎知識でアトピーでダメになっている皮膚を調べると肉のタンパク質から出来ていて、皮脂という油で保護されています。
物を壊したら、補強すると思います。ネジがダメになっていたら、ネジを交換します。
それと同じように、破損しているならその場所には皮膚を作るためにタンパク質と油は必要となるでしょう。

肌荒れが無かったらメイクが綺麗に乗ったり、気分が明るくなるならば、繰り返す肌荒れで困るのは自分自身です。
その原因は自分の中にあります。
「どうしたらいいですか?」と医者やネットのオススメで治らず、繰り返しているのであれば、自分で自分の生活の中から原因を見つけてみてはいかがでしょうか。
その時は焦らず気長に取り組んでください。

化粧品研究者こまっきー

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