コロナ感染後、やっぱり喘息になっていた話⑦ – ぴよこの体験記

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コロナ感染後、やっぱり喘息になっていた話⑦ – ぴよこの体験記

コロナ感染→息苦しさがおさまらない→血液検査で白血球の値が高い炎症状態→治りきらずリンパ節炎→1か月以上経っても治らないので病院をはしごしまくるも異常なし→血痰が出て治らないことに精神的にも不安定に→新しい病院を探すことになった話の続きです。
▼前回までの話はこちら
bpiyoko.hatenablog.com
 
 
【目次】

新しい病院へ
ステロイドの効果は…
1週目
2週目
4週目
6週目
10週目

半年間の体調不良の正体
最後に

 
新しい病院へ
改めて検査をしてもらうべく、実家近くの総合病院に受診してみることにしました。この頃には何が原因かわからなくなっており、この総合病院では呼吸器内科、乳腺外科があり肺のCTも撮ってくれる病院でどんな診断があってもこの病院で完結するだろうというのが決め手でした。
受付で「何科にかかればいいかわからないんですが、コロナ後の体調不良(痰、咳、胸の痛みと腫れ、息苦しさ)で診てもらいたくて…」と話しました。正直自分の体調もわからない恥ずかしさもありましたが、受付の方や看護師さんは何も言わず症状を聞いてくれてほっとしました。受診してからわかりましたが、この病院では呼吸器内科の先生が医院長を務めており、その先生に診てもらえるよう回してくれました。
 
これまでの症状と処方された薬を先生に話すと、今の私の状況を詳しく説明してくれました。

コロナ感染後に私と同じような症状(息苦しさ、倦怠感、痰)を引きずる人はいる。
そういった人の特徴は気管支が通常の人より弱く、コロナ感染後は空気が通るだけといった少しの刺激にも過剰に反応してしまい、咳や痰が出る。
そういった症状がある人にいくら抗生剤や痰切り、咳止めを処方しても治らず、いくら検査しても正常値で異常なしと言われる。喘息用の吸入薬は発作を抑える予防薬だから、症状があるうちに吸入しても効かない。(つまり今までの薬は効かない)
まずはステロイドの飲み薬で症状を抑えて徐々に減薬し、それから喘息用の吸入薬で発作を予防。時間をかけて断薬する治療方法が良いと思う。
胸の痛みと腫れは骨からきている。(診察時に触っただけで一発でわかった)咳のしすぎで骨が痛むことがあり、骨が脆い人は折れる場合もある。CTを撮ったところ、ヒビや折れはないから大丈夫。
喘息の検査(呼気一酸化窒素濃度測定検査)の結果では、数値自体は喘息の値ではないから薬を飲み続ければ治る可能性は高い。(大人になってからの喘息は治らない場合も多い)
不安感やぞわぞわした感覚については、今すぐに心療内科を受診する必要はないと思う。病気が治らないことに不安を感じて症状が出ているから、これまでの症状が落ち着けば次第に治っていくと思う。でもどうしても症状を抑える薬が欲しい場合は心療内科に行くのが良いと思う。

まとめると、「検査結果の数値では喘息とまではいかないけど、あなたは他の人より気管支が弱く限りなく喘息に近い状態である」。
 
…いや、同じ呼吸器内科の先生なのにこんなに違うかー!!!(笑)
症状がたくさんあって混乱してたけど一つ一つに対してちゃんと説明してくれるし、今までの痰切りや吸入薬が効かなかったことも納得がいく。効かない薬を処方されていたショックはあったけど、気にしてもしょうがないので忘れることにした。
 
ステロイドを使用するかどうかも強制ではなく、私の意思確認がありました。副作用について聞いてみると、1ヶ月以上飲み続けると骨が脆くなったり顔が丸くなったりといった副作用の可能性はあるが、私の症状だとそこまで続けることはないと思うと説明してくれました。
ここまで治らなかったんだから、お医者さんを信じて試すしかない!
ステロイドを1週間分処方してもらい試してみることにしました。
 
ステロイドの効果は…
1週目
ステロイドを飲み始めて1週目。どんどん倦怠感がなくなり元気が湧いてくる。ステロイドってすごい。久々に空気が美味しい、何の違和感もなく息を吸える感覚を思い出しました。毎朝痰を吐いていたのに痰が絡む感じもほぼ無くなり、初めて症状が治っているという実感を持てました。
鼻づまりもあったので、ネティポットで鼻うがいも始めました。
 
2週目
2週目にはステロイドの量が半分になり、少し息苦しさを感じるようになりました。それでもこれまでの症状と比べたらかなり身体が楽です。
受診した時に息苦しさがあることを伝えましたが、容赦なく薬は減薬されていきました。
 
4週目
ステロイドを更に半量にし、喘息の吸入薬とアレルギー症状を抑える薬を処方されました。この辺りからステロイドの離脱症状で身体の怠さを感じ始め、息苦しさも徐々に増してきて、少ししんどい期間が続きます。(でもこれまでよりは全然マシ)
この辺りから外出や人に会うことが苦にならなくなってきました。
 
6週目
ステロイドを完全に止めて、喘息の吸入薬とアレルギー症状を抑える薬のみとなりました。年末から正月辺りの時期になります。このころ気圧や気温が不安定で咳や息苦しさ、若干痰が絡む感覚があり、本当にステロイドを止めてよかったのか!?と不安になりましたが、咳止めも処方されていたので服用しつつ年末年始を乗り切りました。
 
10週目
喘息の吸入薬を高用量(一番強いもの)から中用量に弱めて、アレルギー症状を抑える薬を引き続き服用しています。次の通院も1か月半後となりました。
現在息苦しいと感じることはかなり減り、薬を飲み忘れかけることもあるくらい改善しました。ただ、気圧の変化が激しい時は息苦しさや咳、胸の痛みがあります。症状の緩和により不安感からくる落ち着かなさもほぼなくなりました。
これまで胸を張ると痛かったり咳がでて息苦しかったので猫背が深刻化し、少しずつ姿勢を戻すためにストレッチをするようにしています。
 
半年間の体調不良の正体

やっぱり喘息になっていた。
免疫が下がったことによる細菌感染。
咳や痰を吐き出すために喉や胸に負担がかかり痛みや腫れが出ていた。

ここまでくるのに半年かかってコロナの恐ろしさを身に染みて感じました。これまで大きな病気にかかったことはなかったし、どちらかというと病院に通った回数も少ない方だったと思います。それでもここまで引きずってしまいましたし、未だ完治はしていません。
そして喘息やコロナ後遺症は周囲に理解されづらいことも実感しました。
実際、そんな大したことないことで気に病んで~!と言われたこともありましたし、同じように感染した方が復帰していくのを見て自分が感じる倦怠感はコロナのせいなのか、頑張れない自分が怠惰なだけなのか判断が付かなくなり、過剰に自分を責めてしまっていた時期もありました。今、症状が落ち着いてきて元の生活に戻りつつありますが、今の病院に出会わず治っていなかったら精神的にも相当追い込まれていたと思います。私は母や夫の理解(それでもじっくり話してやっと理解してもらえた)があったことが大きな助けになりました。
私は素人なので自分が体験したことを話すことしかできませんが、コロナに感染した方、コロナ後遺症と闘っている方はとにかく無理せず焦らずに自分を第一に過ごして、医療機関や頼れる人に頼ってくださいね。
 
最後に
実践している治療法や気をつけていることをまとめておきます。

呼吸器内科を定期受診して、毎朝喘息の吸入薬を吸う。
朝夜にアレルギー反応を抑える飲み薬を飲む。
軽い鼻詰まりがある時は鼻うがいをする。(症状が酷く片方の鼻が完全に詰まっている時は危険なので無理に鼻うがいをせず病院に行ってください!)
喉の痛みがある時は市販の喉スプレーを使用する。
天候が悪い時は運動など無理をしない。

 
今はある程度体調が落ち着いているので、コロナ後遺症に関しての更新はいったん終了しようと思います。また何か大きな体調の変化があった時や完治した時に更新します。
長文を読んでくださり、本当にありがとうございました。
 
それではまた!

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