文字を書く練習。 – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋
年明けから毎日、字を書く練習をしています。
小学校の通知簿にある“文字を丁寧に書く”は6年間ずっと“がんばろう”でした。
文字をキレイに書こうと意識しても、キレイに書けそうな時とそうでない時があったのを覚えています。当時は何故なのかわかりませんでしたが、思い返してみれば、感情が反映されていたのだと思います。
ゆっくり丁寧に書く。というのは、落ち着きが必要です。自分が落ち着いていて、かつ周りから何か急かされたり圧力がかかっていない状態でないと、身体に力が入ってしまいますので、ゆっくり丁寧に書くことは難しいです。
「ぱぱっと宿題を終わらせて、友達と遊びに行こう。」なんて思っていると、素早くこなすことが最優先となり、とにかく早く、出来るだけ早くですから、落ち着きなんてものはなく、字は汚くなってしまいます。
子供が字をキレイに書けるようになるには、焦らせないことが大切かもしれません。
「どうせこれからはパソコンとスマホの時代やねんから、文字書くことなんて無くなるやろ。」と字が汚いまま大学生になり、当時出始めのスマホを持って、最先端の技術と未来に“字を書くこと”の不必要さを感じていた僕が、あれから10年位経って、字を書く練習を始めました。
まずはYouTubeでペンの持ち方を調べて、いくつかの動画を見て、持ち方から勉強し直しました。親指を深くペンに引っ掛けて持っていたのですが、そこから間違っていたようです。
正しい持ち方は親指を深く引っ掛けてグッと持つのではなく、“力を入れずにペンを持つ”方法であり、今まで字を書く時に力が入っていた僕としては、正しい持ち方のほうが変に力が入って、落ち着きがなくソワソワして持っているだけで気持ち悪い感じでした。
それも元旦から練習し始めて3ヶ月、やっと気持ち悪い感じは無くなりましたが、まだ力が入るときがあります。
たまたま本棚に“ボールペンの練習帳”があったので、その本で練習しています。
ウォーミングアップとして、毎回縦線と横戦、◯を20回ずつ書いて、親指と人差し指と中指を動かす練習をします。
ひらがなから始まって、50音全て終わったら縦書きと横書きの練習があり、最近はカタカナの練習に入りました。
何故今更、字を書く練習をしようと思ったのかというと、商品の発送時に毎回メッセージカードを入れているからです。主に通販で化粧品の販売をしている僕は、「対面で販売できない分、毎回何かメッセージを書こう。」とその時自分が考えていることや季節の変わり目で気をつけることを書いて、商品を送っています。
「通販で買って、印刷された文章では味気ない。」と思い、少しでもコミュニケーションを取ろうという気持ちと、自分というものが届けば良いという気持ちで手書きにしています。
ですが、万年“頑張ろう”の身ですので、文字は汚く、出来るだけ丁寧に書こうとしても、全然ダメです。特に冬は寒くて余計に力が入り、まあなんとか読めるだろうという有り様でした。
字の汚さに関しては割り切っていたのですが、それが去年の年の瀬に、ふと「やっぱりキレイな字でメッセージカードを書きたい。」と思い立ちました。
「字がキレイになれば、届く言葉が変わるかもしれない。」と。
まだ平仮名が終わったところですから、小学校1年生になるかならないかくらいでしょうか。
練習の時は少しはマシな字が書けるようになってきましたが、メッセージカードのときは上手くいきません。練習の時とメッセージカードの時とでは文字の大きさが違います。練習するときは1文字ごとですが、メッセージを書くときは横書きで何文字も書くので、文字のバランスが大事になってきます。それが上手くいかず、ガタガタのバラバラになってしまいます。
今年1年かけて、なんとかキレイな字でメッセージカードが書けるようになればいいなと思って毎日練習しています。
もし字がキレイに書けるようになったら高級なボールペンを買おうと、練習と並行してボールペンのブランドを調べています。
高級なボールペンの売り場で、下手くそな字で試し書きすることは恥ずかしくてできませんので、かなりハードルは高いです。
今気になっているブランドは高島屋に直営店が入っているというので、なんとなくお店のイメージが出来ます。あんな場所で試し書きなんて、相当の自信が必要です。
万年“文字を丁寧に書く”が“頑張ろう”な僕は高級ボールペンを買える日がくるのでしょうか。
もし買うことが出来たなら、そのときはここで報告したいと思います。
化粧品研究者こまっきー
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