何者/人類みんな大体何者でもない – ぱぷでみー賞

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何者/人類みんな大体何者でもない – ぱぷでみー賞

いつもお読み頂きありがとうございます。今日は『何者』これから就活するよって人は多分観ない方がいい
 

まずは概要
あらすじ
ネタバレ無し感想
ネタバレ有り感想

 

まずは概要
 
原題:何者
上映時間:97分
監督:三浦大輔
脚本:三浦大輔
出演者:佐藤健/有村架純/二階堂ふみ/菅田将暉/岡田将生/山田孝之
公開:2016年
製作国:日本
 

何者

佐藤健

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若手オールスターって感じでそれだけで楽しいタイプの映画ですね。
個人的には菅田将暉くんと山田孝之さんがめっちゃ好きです笑
 
あらすじ
 
佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、岡田将生、菅田将暉が就活生となって大人になる前の通過儀礼”就活”を通して自分が何者かを知る話し。
それぞれ「こー言う人いるいる!!」って感じのステレオタイプで面白いです。
 
冷静ぶって自分の夢とか語るの恥ずかしいって佐藤健夢とか平気で語っちゃって恥ずかしい奴だけどちゃっかり欲しいもの手に入れる菅田将暉”達観していて人と違う俺カッコイイ”実は一番普通の岡田将生人脈!!人脈!!動いてないと不安な典型的な意識高い系二階堂ふみ派手なところは無く地味だけどちゃっかり色々手に入れる有村架純
 
どれかは自分や、自分の若い頃に当てはまるし、どれかは友達やクラスにいたタイプを凝縮して就活の荒波にのまれる若者たち…の話しではない。SNSを使って人間の嫌なことろ描いた群像劇
 
ネタバレ無し感想
 
冷静ぶって自分の夢とか語るの恥ずかしいって佐藤健が主人公なので、似てる人間が観れば、岡田将生&二階堂ふみカップルは大嫌いだと思う笑「お互いかっこ悪いとこを見せないまま同棲したから、家でもかっこつけてる」ってセリフは最高だった。
 
二階堂ふみタイプの人が観れば佐藤健は死ぬほど嫌な奴だと思う。ずっと自分の事小ばかにしてるのがにじみ出てる。
 
就活の様子が結構丁寧にかかれているのですが、実は私も就活をしたことがない岡田将生みたいな奴なので家族に聞いたところ「誇張でもなく、かなりリアルとのこと」これを経験してる人間と、していない人間では根性、人格形成含めて変わってくるなと思った。
 
みんな同じ格好をして、その中で目立たなくてはいけなくて、否定されて、点数の様な明確な基準も無く合否を出され…徹底的に“お前は何者でもない”って突きつけられる儀式ですね。
 
 

 
ネタバレ有り感想
 
てなわけで、本作は「自分は何者でもない」って気づくための物語だと思いました。
若い頃って「自分は別に何者でもない」って分かってる自分と、「何者かになれるのではないか」ってどこかで思ってる自分が多かれ少なかれいると思うのですが、この映画は「結局みんな何者でもねーから」ってのを丁寧に、残酷に描いてると私は思いました。
 
有村架純は家族の事で、菅田将暉は好きな事やり切って“自分が何者でもない”って認めているので作中で就活が終わったのだと思います。
 
佐藤健、二階堂ふみ、岡田将生はまだまだ自分が“何者かかもしれない”、”何者かになれるかもしれない”って思っているのでどこにも就職先が決まらない終わりになったのだと思う。
因みに3人の中で一抜けするのは岡田将生なのかなーと思う。どんでん返し的な役割のためとはいえ”何者でもない”って認めたので。
 
最初のどんでん返しが佐藤健のTwitter裏アカなのですが、めっちゃ嫌な奴なのですがめちゃくちゃ面白い。笑
観察者気取ってつるんでるやつ皆こき下ろしてるんですが、まぁこれが「わかるー」って思う内容でバズりはしないけど、陰キャの共感はめちゃくちゃ得るって感じの呟きで、我々映画オタクも泣いちゃう。笑
 

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