リーバイス501 MADE IN USAをファーストウォッシュ!「アメリカ製は縮みやすい」は本当なのか? – トラッドマンに憧れて

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リーバイス501 MADE IN USAをファーストウォッシュ!「アメリカ製は縮みやすい」は本当なのか? – トラッドマンに憧れて

2年前の夏頃に購入したリーバイス501のMADE IN USAモデルのファーストウォッシュを行いました。
 
「えっ!?いまさら・・・」と思われるかもしれませんが、デニムの着用機会自体限られていて、さらに似たような物が数本あるわけなので穿き込みなんて呼べる程は穿けていません。時間で言えば100時間にも達してないかと。
 
なので、デニム通ブロガーさんのような経年変化報告というより、主に洗い縮みに焦点を当ててご紹介することにしますね。
 
リジッドデニムなのでファーストウォッシュである程度の縮みが発生するのは当然として、巷ではリーバイスのアメリカ製は縮みやすいなんて噂を良く聞きますし、直営店のスタッフさんからもそう助言されました。
 
さて、実際のところどうなったのでしょうか?
 
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リーバイス501 MADE IN USAについて
ファーストウォッシュのビフォーアフター
ビフォー
さぁ、洗ってみよう
アフター

まとめ

 
リーバイス501 MADE IN USAについて

詳細は当時のレビュー記事をご覧いただくとして、ここでも簡単に触れておきましょう。
 
ジーンズの元祖としてあまりにも有名なリーバイス501には量販品の「オリジナル」やヴィンテージを復刻した「LVC」など複数のラインが存在しますが、私の手元にあるのは本国アメリカの工場で製造された「MADE IN USA」ラインの一本です。
 
シルエットやディテールは基本的に「オリジナル」と同じ現行仕様となりますが、「MADE IN USA」の方は縫製だけではなく生地もアメリカ製であったり、リジッドモデルを選べたりするなどいくつかの違いが見られます。
 
ただ、この記事を書くにあたって改めて調べる中で初めて知ったのですが、私が購入した2022年時点でアメリカ製の501は既に生産終了となっていたそうです。たまたま在庫を手にすることができたということだったんですね。
 
まぁ、もう売ってない物とするならばこの記事の存在意義が薄れてくるわけなのですが、まだ手元に未洗濯の状態で持っている方やこれから二次流通で未使用品を手に入れる方の参考になれば幸いです。
 
ファーストウォッシュのビフォーアフター
ビフォー
■全体

購入時と比べると多少は色落ちが進んでいるかもしれませんが、もともとリジッドデニムにしては黒みが少ない生地だったこともあり、そこまで目立った変化はないかと。アメリカ製の生地は縦落ちが特徴なんて言われてますが、その様子もまだまだ。穿き込みが足りてないってことでしょうか。
 
■太腿&膝裏

特に色落ちがしやすい太腿や膝裏でほんのりと変化が進んでいるぐらいですかね。ヒゲやハチノスなんて呼べる状態ではないです。
 
■ウエスト

ウエストは約84cm。縮む前提で購入しているのでしっかりとベルトを締めないと穿けません。
 
■渡り幅

この計り方で正しいのかは分かりませんが、渡り幅は約29cmでした。                                                 ■股下

股下は約74cm。裾を軽くロールアップさせてちょうどいい丈感です。
 
■裾幅

あまり変化はしないと思いますが、念のため裾幅も計っておきましょう。約20cmですね。
 
さぁ、洗ってみよう

洗剤はデニム用として有名な「ナノコロイド デニムウォッシュ」を使用。色落ちや生地へのダメージが少なく済むとのことで、普段からデニムを洗う際にはこちらを使うようにしています。効果の検証をしたことはありませんが、ほのかに感じるシトラスの香りとさっぱりとした仕上がりがお気に入り。
 

浴槽にぬるま湯を張り、洗剤を入れてから1時間程浸け置き。その後軽く擦り洗いを行います。
 

お湯にインディゴの色素が少しにじみ出ています。落ちにくいとはいえ、やはり多少は落ちるようです。
 
後はしっかりとすすぎを行い、日陰干しで乾かします。色褪せの原因となるので天日干しはあまり良くないみていですね。
 
アフター
■全体

色落ちは・・・正直よく分からないですね(笑)。強いて言えば少し青みが強くなったかなという気もしますが、洗っている際に染料が染み出ていたので、もっと変化があると思いました。それだけデニム用洗剤の効果があったということです。
 
ただ、やはり目に見えて縮みは発生しています。
 
■ウエスト

約84cm ⇒ 約80cm
 
マイナス4cmということは1インチ(=2.54cm)以上ですね。このサイズ感でジャストフィット。洗濯を繰り返すとさらに縮む可能性もありますが、ウエストは穿いているうちに多少は伸びるので、まぁ大丈夫でしょう。
 
■渡り幅

約29cm ⇒ 約27cm
 
ちょっと驚きしました。平置きでのマイナス2cmなので、周囲だとマイナス4cmです。ここまで違うと見た目や穿き心地も変わってくる予感。
 
■股下

約74cm ⇒ 約70cm
 
股下のマイナス4cmは想定の範囲内。ただ、想定内とはいえこれ以上縮まれても困るなぁ。当時とは丈感の好みが少し変わってしまったので・・・。ロールアップは一切しないとして許容できるのはあと2cmぐらいまででしょうか。
 
■裾幅

約20cm ⇒ 約19.5cm
 
わずかながら裾幅にも変化が見られました。ここの0.5cm差は以外と大きい。
 
■ウエスト比較
上:洗濯前 下:洗濯後
 
ウエストは一番分かりやすいですね。洗濯前だと握りこぶしが余裕で入っていましたが、洗濯後は掌が入る程度。
 
■全体比較

右:洗濯前 左:洗濯後
 
次に全体を比較してみます。丈感はともかく、絶妙にシルエットがシャープになっているのが分かるでしょうか。まぁ、そう簡単に伝わらないような気もしますが、穿いている当の本人としてはモデルが変わったのかなと思ってしまう程にシルエットの変化を感じています。
 
やはり渡り幅のマイナス2cmが効いています。実際のところは渡りだけではなく膝下も細くなっていて、全体的にすっきりとした印象です。レギュラーフィットに分類される501ですが、私の感覚だと少し太いよなぁと感じていたので、横縮みが発生したことでちょうどいい具合になりました。まさに私の思うレギュラーフィットって感じです。
 
あぁ、よく考えるとこの変化まで想定してのもともとのシルエットなんですかねー。実際のところは分かりませんが。
 
まとめ
ウエストと股下が縮むことはよく言われることなので分かっていましたが、シルエットの変化は本当想定外でした。
 
おかげで洗濯前より気に入っちゃって、最近またよく穿くようになってます。
 
ただ、501らしい良い意味での野暮ったさが損なわれるという見方もあると思うので、好みによってあらかじめサイズアップして選ぶのもひとつの手かもしれませんね。
 
今回は以上です。
 
 

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