リラックスとは現実逃避のことだった – 化粧品研究者こまっきーの語り部屋

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リラックスするとはなにか?
23歳のときに所謂大人アトピーが発症し、治療しながら自分で調べた情報に沢山出てきた、この言葉。
“リラックス”
「自律神経が乱れているから交感神経優位になって、痒くなるんだ。だから、リラックスしろ。」そして
「リラックス出来ずにいる人は呼吸が浅い。だから深呼吸してみろ。」
と、深呼吸の他にもストレッチ、運動、香りなどなど色々なリラックス作法やアイテムを見つける度に試してきました。

自律神経は自分でコントロール出来ないので、こういったリラックス作法をした結果は身体に聴いてみないとわかりません。聴くといっても「ええ感じやで!」と言葉を発してはくれないので、よく寝れたとか、苛立ちがなくなったとか、自分自身の行動や心境から読み解く必要があります。「リラックス出来ることをしたから、リラックス出来ているだろう!」と先入観を持ってしまうと身体のことは読み取れず、やったから間違いないという達成感という欲は捨てて、身体の声を聴く必要があります。
座禅のように、心を無にして見つめ直すということです。
(座禅の解釈を間違っていたら、すみません。)
心を無にすることで、欲がなくなります。あれしたい、これしたい。そういう欲を無くすと、身体の声が聞こえます。今、身体の調子はいかがなのか。

僕は座禅のようにジッと座ってるのは苦手ですので、心を無にする時間をつくるというよりは、身体に合わせて生活するように心がけています。例えば嫌なことを言われたときの嫌な感情を忘れないとか、朝起きて調子が悪いことは1日中ちゃんと意識おくとか。
意外と皆さんお忘れなんじゃないかと思います。
嫌なことを言われたときの感情ではなく、言葉を覚えていたり、
調子が悪いことも仕事の忙しさで忘れてしまったり。
身体の声は座禅しなくても少しは聞こえているものですが、目の前のことを優先しすぎて疎かになっているので、時々座禅をして気づくようにすることを大切にされてきたのかもしれません。

座禅のもっと簡単なものがぼーっとすることだと思います。
祖母は病院の受付1時間前から並ぶとき、何も持たずに1時間並ぶことができるそうです。僕には考えられず、その1時間のために本も持っていったり、スマホに映画をダウンロードしたり、「その1時間をどうやって時間潰すか。」と考えてしまいますが、祖母はそんなことも考えず、ぼーっとしているそうです。
正直、凄いと思います。
よく食べ、よく動き、よく喋り、空き時間待ち時間はぼーっとする。
元気な祖母を見ていると、この4つが元気の証なんだと感じます。

座禅やぼーっとすることから気づいたことは、リラックスとは現実逃避のことではないかと言うことです。「この香りにはリラックス効果があります。」とエビデンスを元に行動するのは間違っているのではないかということです。
“自分が現実逃避をしているか”が、リラックス出来ているかの答えになり、リラックスは結果論だということです。
運動をした場合はリフレッシュとも言いますが、テニスとかランニングとか、今やっている運動に集中して、日々の嫌なことから忘れることが出来ます。
読書や映画鑑賞は現実とは違う世界に入ることで、現実逃避が出来ます。

つまり、こうすればリラックス出来る。というのは間違っていたということです。
エビデンスなんかまるで役に立たず、リラックスは自分が現実逃避できていれば良かったんです。
自分が何で現実逃避出来ているか?
運動や読書、映画鑑賞のように、好きなことをすれば良いんです。
もちろん、座禅やぼーっとのように身体の声に耳を傾けることは大切ですが、それは健康の話です。
ここで取り上げているリラックスはそんな難しいことじゃなく、ただ自分の好きなことで良かったんです。
寝るのが好きな人は休日は1日中別ベットでゴロゴロして寝ていたって良いんです。月金でしっかり動いているんですから、運動不足ってことはないでしょう。
リラックスが健康に繋がるのであれば、まずは休日は好きなことをする。

そうすれば、自然とぼーっと出来るようになり、
自分の身体の状態が見えてくるのかもしれません。

化粧品研究者こまっきー

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