大人のクローゼット事情―個性を出すのにちょうどいいお年頃 – 「ちょうどいい」をさがす

大人のクローゼット事情―個性を出すのにちょうどいいお年頃 – 「ちょうどいい」をさがす

大人のクローゼット事情―個性を出すのにちょうどいいお年頃 – 「ちょうどいい」をさがす

 コートの季節です。風も冬っぽくなってきました。

 冬になるとどうも地味になりがちです。50代という年齢も手伝って程よい色使いをしたら素敵だなぁと思うものの年々不安になります。ちなみに今年はロングコートを2着、使わずに<封印>しようと思っています。<封印>とは使うかどうか怪しいものを処分する前に2年ほど触らず過ごせるか保留するマイルールのこと。

 

こちらの記事で。

 

harutoutato.hatenadiary.jp

 

50代の服装にも彩を

 さて、50代からのファッションで画像を検索するとだいたい黒・グレー・キャメル・ネイビー・白のどれかの組み合わせが提案されていることが多い印象。


逆に、カラフルな組み合わせは思いっきりカラフルで、アートやハンドメイドが好きそうな、もしくは民族衣装的なものがお好みのようなコーディネイトが目に留まります。

で、いつも思うのですが…私は その中間がいい。

 私は同年代の方が色を上手に取り入れてるのを見ると自分じゃないのにワクワクします。50代っていろいろ試してチャレンジして経験して人格も固まってきて「自分はこの個性が落ち着くことに気づきました。」って言える年齢じゃないですか?出しましょう!その個性!

 ファストファッションから気軽に試せばいい

 あ、ちなみに私は節約専業主婦ですので高価な服を買うことはありません。リユース品・フリマサイト・オークションなどで元値が高かったはずの服を2000円(頑張っても3000円台)で買うスタイルです。ファストファッションと呼ばれるものは実はあまり利用しない派です。だってリユースで二、三千円で購入しちゃうとファストファッションですら高く感じます。なのですが、一つのアイデアとしてせっかくファストファッションなるものがあるのならうまく使っていろんな色に手を出せばいいのになと思うのです。

 以前、友人のお母さま(70代後半)が夏に目の覚めるようなブルーのリネンシャツを着こなしておられてその方としてはその色が珍しかったのですがシルバーヘアにもその方のキャラクターにも良く似合っていらっしゃいました。聞けばユニクロのリネンシャツだったのですがとてもかっこよかったです。その親子も誰よりも節約を気にしている簡素な生活の方だったのですが素敵でした。

 うちの旦那さんも何年も前、ユニクロで時々ワゴン販売っていうんでしょうか、たくさん在庫している色だけを安く特売してる中から、鮮やかなオレンジのラムウールのセーターを安く購入しまして「コートの下に着るんだから何色でもいいよね」といいつつとっても似合っていて素敵だったりします。黒とかベージュのコートの前を開けているときに鮮やかオレンジが効いているんです。

 「絶対自分じゃ選ばない」と思っている色を冬こそ試せるのでは?と思います。コートの下にチラッと、とか襟とか裾でチラッとか。

<差し色>じゃなくても<存在感カラー>が映えるグレイヘア世代

 私はグレイヘアに憧れています。今はまだぜんぜん白髪がなくて、でもお肌はあまり良好ではない…おかげでたいへん中途半端です。メイクとか服装で老け顔にも若見えにもどっちでも振り切れる自信がある!(何の自信?)きれいなグレイヘアに上手に移行できた人、パンデミック中にそうできた知人が一人いましてね。お姉さんの世代ですが、グッドタイミングやん!うらやましい。

 グレイヘアになると鮮やかな色が絶対に合うと思うんですよ。どんどん着ていただいて後に続く者に夢と希望を与えてほしい。私も今持ってる鮮やかな色の服たちをその時まで持っていたいので大事に着てるんだけど、いい感じに髪に白が混ざってきたら白髪染めじゃなくて一気に白くしたいくらい。そうなったらもう「小物で差し色」とか言ってないで色×黒とか大胆にやっても素敵なはず。

 ちなみに私は白がまったく似合いません。そして黒づくめも好きではないのでもっぱらファッションもグレー派です。グレーは便利ですよ。ライトグレーからチャコールグレーまでありますしね。色との相性も抜群です。黒白ほどコントラストは生まれないので扱いやすいと思ってます。

 

濃いグレー×マスタードイエロー(プリーツスカート)

アッシュグレー(ロングコート)×ブルー

色だけはいくつになっても使えるのだから

 前に書いたことがあるのですがリボンや花柄、キャラクターものはさすがにだんだん本当に似合わなくなってくるけど、色だけはそうじゃない。だからこそ楽しみたいじゃないですか。人間ほど世界がカラフルに見えている生き物はいないんですもんね。

 北欧のインテリアがなぜ洗練されていてカラフルで素敵かって言うと、日が射さない時間が長く外も寒くて家で過ごす時間が長いから家の中を楽しい空間にするっていうところから来てるんですよね。

今はどこに住んでても明るくない世の中。鮮やかに過ごしたいものです。

 

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