妊娠18W~出生前診断~ – アラフォーダイエット&妊活日記

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妊娠18W~出生前診断~ – アラフォーダイエット&妊活日記

子を望む夫婦なら誰もが一度は考えるであろう、出生前診断。
私は高齢っちゃ高齢だけどギリ高齢じゃない。夫はアウトですが(笑)
 
出生前診断には3つあって、羊水検査、クワトロ検査、NIPTがあり、確定診断できるのは羊水検査だけです。
羊水検査とNIPTは10万~20万程度とお高い検査になります。クワトロ検査は数万円程度ですが、精度が悪いようで。
 
羊水検査は確定診断できる検査ですが、羊水に穴をあけるので若干リスクがあります。
NIPTは血液検査だけです。
ちょっと高いけどNIPT、受けてみたい。
 
しかしここで自分でも予想してなかった感情がこみ上げてくる。
 
もし陽性だったら・・・?
初めて心拍確認したとき、メダカみたいな頻度でヒョコヒョコ動いている心臓、見たよ?
8W頃の、手足がチョコンって生えてきてるのも、見たよ?めっちゃ可愛かったよ?
入院中は心音も聞かせてもらえたよ?
 
この子は生きてるよ???
 
妊娠前は、いやそりゃおろすしかないっしょ。と当たり前のように思っておりました。
命の選別だとかそれらしいこと言うのは簡単だが、そういう「優しい自分」に酔ってるだけじゃねえの?現実考えろよwとか当然のように思っておりました。
 
しかしいざ当事者になると、「え、私がこの子を殺さなければならないの・・・?何の冗談だ??」と思える自分がいました。分かりもせずにそれらしいことを言うだけのゴミみたいな存在は私だったようです。外野なら何とでも言える、一番たちが悪いやつ。
 
夫と話をしました。
正直高齢っていうのもあって、受けてみたい。でも陽性だったときにどうするかはよく考えたい、と。
夫も同意見でした。
深く深く話し合った結果、NIPTは受ける、陽性だったときは妊娠を中止するということになりました。
もし陽性だった場合、染色体異常を意味します。有名なところでいうとダウン症です。
障害はダウン症の他にも、知的障害、発達障害、聴覚障害、視覚障害があり、それらは分かりません。知的障害よりはダウン症のほうがよっぽど育てやすいです。発達障害も今はかなり多いですが、かなり大変そうです。
障害なんて沢山種類があるのに、なぜ染色体異常だけ間引くのか?それは唯一検査結果が出るからです。
 
ではなぜ間引くのか?染色体異常は通常流産という形でそもそも生まれてくることがないのですが、ダウン症だけは染色体異常でもとても軽度なもののため、生まれてくることが可能であり、平均寿命も50歳くらいまであります。しかし、合併症も多く、特に心疾患はもうセットと言っていいくらい。生まれてから死ぬまで、手術や病院通いは健常者と比較にならないくらい多いでしょう。それはとても辛いと思います。
あと親都合ではありますが、やっぱり現実的ではないかなと。(勿論、検査をすり抜けて実はダウン症でしたって場合でも生まれてきたら全力で愛する気ではいます)
 
文章にすると軽い感じですが、真剣に話し合いました。
出生前診断で陽性となった夫婦の9割は中絶を選択するそうですが、軽く「じゃあ中絶か」というものでは決してないはずです。
産むにしてもおろすにしても、真剣に話し合った結果と思います。外野が批判することではないと思います。
 
命の重みについて、ここまで考えたのは生まれて初めてです。

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